
2021年12月08日 [音楽]
12月4日所沢ミューズ アークホールで開催されたクリスチャン・ツィメルマンのリサイタルに行ってきました。
プログラムは
バッハのパルティータ1番と2番。
ブラームスの作品117の3つの間奏曲。
ショパンのソナタ3番。
まずバッハ。
もし天国で聴くことがあったらきっとこういう感じ。もしかして今、天国にいるのかも✨という一言に尽きました。
今迄に聴いてきたどのバッハとも違う初めてのバッハ。
特に個人的に大好きな2番の「シンフォニア」は、あまりの崇高さ、美しさに呆然としていました。
ブラームス
晩年に書かれた有名な4作品の中のひとつで、美しさ、柔らかさ、暗さ、寂しさが相まった曲と言われます。
まさにその全てが極上の音(特に得もいわれぬ弱音が素敵✨)で奏でられていて、呼吸を忘れて聴き入りました。
今作品118の間奏曲を練習しているところなのですが、晩年のブラームスの作品の美しさに、ほんの少しでもいいから近づいていきたい!と思いました。現実はなかなか厳しいのですが😅
そしてショパン
今年はショパン国際ピアノコンクールで若さ溢れるコンテスタントの素晴らしいソナタを何回も聴きましたが、やはり全く違うソナタでした。
円熟という言葉でいいのか分かりませんが、全てがどっしりとした落ち着きを持ってセーブが行き届いた中で表現されていてやはり別格のソナタでした✨
前回のリサイタルに行ったのが2019年3月なので、2年9ヶ月ぶりにやっと聴くことが出来ました。
暫くはこの幸せの余韻に浸りながら、日々の指導、自分自身の練習に励みたいと思います😊
