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2022年07月22日 [音楽]



7月18日、彩の国さいたま芸術劇場に 三浦謙司ピアノ・リサイタル を聴きに行ってきました。

今回ピアノ・エトワール・シリーズも44回目。2012年度に開始されてちょうど10年目。
アクセスが近いこともあり今迄に何回も足を運び、様々なピアニストの演奏を堪能させていただきました。

今回は、バッハとバッハに強く影響を受けたとされる作曲家達の曲を、とご本人が考え抜いたプログラムだそうです。

前半は
バッハ:協奏曲 二短調
ハイドン:ソナタ50番 二長調
バッハ:幻想曲とフーガ イ短調
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲

プログラムを見た時にハイドンのソナタ以外は重厚な重々しい感じになるのかと思っていたのですが、全然違いました。
とても澄み切った美しい音で、バッハはパイプオルガン、ところどころハープシコードで弾かれているような感覚。
ハイドンは今迄に聴き馴染んでいたソナタとは全く別物で、フランス風、ウイーン風という感じで新鮮でした。
メンデルスゾーンも初めて聴く感覚。重々しさより美しさが際立つ不思議な感覚でした。

後半は
バッハ:イタリア協奏曲
ワーグナー(リスト編曲):イゾルデの愛の死
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章

ワーグナーとストラヴィンスキーは生演奏を聴くのは初めてでした。圧倒的なテクニックもさることながら、やはり音の美しさが抜きん出ていて脳が音を聴いて喜んでいる感じ。
重厚さはあるけれど、どこか爽やかで美しい。

全体を通して独特の空気感の中、美しい音が響いていました。

アンコールは3曲。
どれも聴いた事のない曲で翌日、HPで知ることに。
中でもTigran HamasyanのFides Tuaという曲は一度聴いたら忘れられない素敵な曲でした。






三浦謙司リサイタル

2022年07月05日 [音楽]

6月30日、東京オペラシティでのアレクサンドル・カントロフのピアノリサイタルを聴きに行きました。

演奏開始前、フランス語と日本語で「どうぞお楽しみ下さい」と本人による影アナでのご挨拶が✨

1曲目はリスト作曲J.S.バッハ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」による前奏曲。
まずこの曲で深淵で哲学的とでも表現したら良いのか独特のワールドに惹き込まれました。

続けてシューマンのソナタ第1番。
今迄聴いてきた演奏とはかなり違う印象。派手に鳴り響くことなく、どこまでも深くそして美しい。この曲のイメージがガラリと変わりました。

後半はリストの
巡礼の年第2年「イタリア」からペトラルカのソネット第104番
別れ
悲しみのゴンドラU
と続いた後にスクリャービンの詩曲「焔に向かって」
最後にリストの巡礼の年第2年「イタリア」からソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」というプログラム。

前半後半、共に通しでの演奏。
後半は交響曲の長い1曲を聴いたような感覚でした。

弱音の美しさと、バスのまるで教会の鐘が響き渡っているような暖かいffに心奪われ、1音目から最後の音が消えるまでの緊張感が会場全体に伝わってきて、思わず息を止めてしまうほど。

静かで孤高でそして情熱的。
25歳でこれが表現できるなんて!
本当に素晴らしいの一言✨

アンコールはなんと6曲!
大曲を演奏した後に6曲も弾いて貰えるなんて初めての経験。
グルックの精霊の踊り、ストラヴィンスキーの火の鳥のフィナーレ、ヴェチェイの悲しきワルツ、ブラームスの4つのバラード2曲、モンポウの歌と踊り、最後にブラームスの4つのバラードの1曲。
スタンディングオベーションの中、会場全体が暖かい雰囲気に包まれました。


カントロフリサイタル

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