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榊原いずみ音楽教室
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2017年06月02日 [ピアノの練習方法]

♪ ピアノの弾く際に心がけたい、大切な部分練習 ♪

発表会まで2か月となり、生徒の皆さんは日々練習に励んでいるところです。
今日は部分練習の大切さについて書いてみたいと思います。

ピアノでも他の楽器でも同じですが、曲を弾く際は楽譜の最初から弾き始めるのが一般的です。

例えば計4ページの曲だと、まず1ページ目がだんだん弾けるようになって、次に2ページ目、そして3ページ目という具合に弾ける個所が増えていきます。

その際にどうしても最初から弾いていくので、1ページ目を弾いている回数が多くなり、後ろのページに進むにしたがって、弾く回数が減ってしまうことになります。
当然、弾いた回数に比例して上手に弾けるようになっていきます。

そして例えば3ページ目、4ページ目に難しい箇所があるとすると、出だしは好調だけど、最後の方はなんだか上手く弾けないまま発表会・・・という残念なことになってしまいます。

そうならないために、いつも皆さんに言っているのですが、部分練習がとても大切になってきます。
例えば、今週は3ページ目を繰り返し、沢山練習して、次の週は4ページ目を集中して練習する。
そういうことです。

限りある練習時間の中で、どうしたら1曲をまとめられるのか?
それは、部分練習をどれだけ繰り返し、沢山やれるかです。

自分が弾けていない箇所にまず気が付き、そこを集中して練習しなければ、その個所はなかなか上手に弾けるようになりません。 
そうやって苦手な箇所を少なくしていくことで、曲がちゃんと流れていくようになります。

もちろん、1曲を通して弾く練習はとても大切です。
そして、難しい箇所を部分的にも練習する。
そのバランスをちゃんと考えて練習することによって、自分が満足できる演奏に近づいていきます。

発表会で弾く曲は、普段のレッスンの教材の曲より、長い期間向き合うことになります。
生徒の皆さんも、あの曲が弾けた!今度はこれが弾きたい!と曲への愛着がわいてきます。
楽譜の中に込められた作曲者の想いをくみ取って、演奏できるように頑張って下さいね。

次回は具体的に、気を付けて欲しい練習のポイントを書いてみたいと思います。
ピアノ イラスト
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