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2022年09月22日 [音楽]
9月17日、第一生命ホールに「石井琢磨ピアノリサイタル2022 TANZ」を聴きに行きました。

YouTube「taku-音TVたくおん」で人気のピアニスト。
TANZというのはドイツ語で踊りを意味するそうで今回のプログラムは全て踊りの曲。

前半は
ショパン「ワルツ作品34」
バルトーク「ルーマニア民俗舞曲」
グリュンフェルト「ウイーンの夜会」

そして後半は
シューベルト=リスト「ウイーンの夜会 第6番」
ファリャ「火祭りの踊り」
モンポウ「歌と踊り 第6番」
グノー=リスト「歌劇[ファウスト]のワルツ」
というプログラム。

キラキラ輝いているような音、軽やかに球粒が転がっているような音、何層にも重なっている重厚な深みのある音、切なさに満ちた響きのある音。。。多彩な音色が楕円形のホールの中を縦横に駆け巡っているような感じでした。
まさに音の舞踏会のよう✨
様々なヨーロッパの「踊り」が堪能出来ました。
中でもショパンのワルツがとても新鮮でした。

曲間のトークもYouTubeで拝見する通りの雰囲気。

アンコールは「ゴリウォーグのケーク・ウォーク」と「献呈」
こちらは軽妙で洒脱なドビュッシーと最後に爽やかなシューマン=リストを聴かせていただきました。ねっとりしていない「献呈」も素敵でした。

今日でリサイタルから5日経ちました。
明るい木に囲まれたような素敵な楕円形の空間の中、煌めいていた音の数々と照明✨
ホールの雰囲気と踊りの曲のみで構成されたプログラムと音色の美しさが全てマッチしていて、未だに余韻が薄れることなく続いています。

この幸せに浸りながら、あとひと月近くに迫った発表会、出演するみんなにとって素敵な経験になるように頑張っていきます。






石井琢磨ピアノリサイタル

2022年07月22日 [音楽]



7月18日、彩の国さいたま芸術劇場に 三浦謙司ピアノ・リサイタル を聴きに行ってきました。

今回ピアノ・エトワール・シリーズも44回目。2012年度に開始されてちょうど10年目。
アクセスが近いこともあり今迄に何回も足を運び、様々なピアニストの演奏を堪能させていただきました。

今回は、バッハとバッハに強く影響を受けたとされる作曲家達の曲を、とご本人が考え抜いたプログラムだそうです。

前半は
バッハ:協奏曲 二短調
ハイドン:ソナタ50番 二長調
バッハ:幻想曲とフーガ イ短調
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲

プログラムを見た時にハイドンのソナタ以外は重厚な重々しい感じになるのかと思っていたのですが、全然違いました。
とても澄み切った美しい音で、バッハはパイプオルガン、ところどころハープシコードで弾かれているような感覚。
ハイドンは今迄に聴き馴染んでいたソナタとは全く別物で、フランス風、ウイーン風という感じで新鮮でした。
メンデルスゾーンも初めて聴く感覚。重々しさより美しさが際立つ不思議な感覚でした。

後半は
バッハ:イタリア協奏曲
ワーグナー(リスト編曲):イゾルデの愛の死
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章

ワーグナーとストラヴィンスキーは生演奏を聴くのは初めてでした。圧倒的なテクニックもさることながら、やはり音の美しさが抜きん出ていて脳が音を聴いて喜んでいる感じ。
重厚さはあるけれど、どこか爽やかで美しい。

全体を通して独特の空気感の中、美しい音が響いていました。

アンコールは3曲。
どれも聴いた事のない曲で翌日、HPで知ることに。
中でもTigran HamasyanのFides Tuaという曲は一度聴いたら忘れられない素敵な曲でした。






三浦謙司リサイタル

2022年07月05日 [音楽]

6月30日、東京オペラシティでのアレクサンドル・カントロフのピアノリサイタルを聴きに行きました。

演奏開始前、フランス語と日本語で「どうぞお楽しみ下さい」と本人による影アナでのご挨拶が✨

1曲目はリスト作曲J.S.バッハ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」による前奏曲。
まずこの曲で深淵で哲学的とでも表現したら良いのか独特のワールドに惹き込まれました。

続けてシューマンのソナタ第1番。
今迄聴いてきた演奏とはかなり違う印象。派手に鳴り響くことなく、どこまでも深くそして美しい。この曲のイメージがガラリと変わりました。

後半はリストの
巡礼の年第2年「イタリア」からペトラルカのソネット第104番
別れ
悲しみのゴンドラU
と続いた後にスクリャービンの詩曲「焔に向かって」
最後にリストの巡礼の年第2年「イタリア」からソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」というプログラム。

前半後半、共に通しでの演奏。
後半は交響曲の長い1曲を聴いたような感覚でした。

弱音の美しさと、バスのまるで教会の鐘が響き渡っているような暖かいffに心奪われ、1音目から最後の音が消えるまでの緊張感が会場全体に伝わってきて、思わず息を止めてしまうほど。

静かで孤高でそして情熱的。
25歳でこれが表現できるなんて!
本当に素晴らしいの一言✨

アンコールはなんと6曲!
大曲を演奏した後に6曲も弾いて貰えるなんて初めての経験。
グルックの精霊の踊り、ストラヴィンスキーの火の鳥のフィナーレ、ヴェチェイの悲しきワルツ、ブラームスの4つのバラード2曲、モンポウの歌と踊り、最後にブラームスの4つのバラードの1曲。
スタンディングオベーションの中、会場全体が暖かい雰囲気に包まれました。


カントロフリサイタル

2022年05月14日 [音楽]

5月8日、ミューザ川崎シンフォニーホール音楽工房市民交流室に、師事しているピアニスト江崎皓介先生のリサイタルに行ってきました。

今回はTwitterでリクエスト曲を募りその中で希望の多かった曲というプログラム。

前半1曲目はプーランクの「エディット・ピアフを讃えて」

2曲目はシューマンの「ウイーンの謝肉祭の道化」
かっちりした構成が目に見える様に伝わってくる中、心地よい推進力と共に先生の多彩な音が随所に煌めいて、呆然としている間に終わってしまいました。

前半ラストはサン=サーンス(リスト編曲)の「死の舞踏」
物語性のある超絶技巧曲ですが、立体感と重厚感が凄かったです。

そして後半、シューベルトの「即興曲D899の第3曲の後、質問コーナーに。
当日会場で質問箱に質問を書いた用紙を入れ、それに先生が答える。というもの。
音楽的な質問から、好きな食べ物は?年齢は?といったものまであり、笑いもあり、和やかな時間でした。

その後ラヴェルの「水の戯れ」「亡き王女の為のパヴァーヌ」と続き、ラストはリストの「スペイン狂詩曲」

ラヴェルの美しさは本当に素晴らしく、音が心にダイレクトに浸透してきた、という表現以外に言葉が見つかりません。
ピアニッシモもソフトペダルなしで演奏されていて、レッスンでソフトペダルがなくても音量は変えられるという事を教えていただいた事を改めて思い出していました。
これは大変難しくなかなか出来ないのですが、目の前で体験させていただきました。

スペイン狂詩曲はもう圧巻でした!

アンコールはショパンの「ラルゴ」で、しっとりと美しくリサイタルが終了しました。

GW最終日、至福の時間が過ごせました✨

江崎皓介ピアノリサイタル

2021年12月08日 [音楽]

12月4日所沢ミューズ アークホールで開催されたクリスチャン・ツィメルマンのリサイタルに行ってきました。

プログラムは
バッハのパルティータ1番と2番。
ブラームスの作品117の3つの間奏曲。
ショパンのソナタ3番。

まずバッハ。
もし天国で聴くことがあったらきっとこういう感じ。もしかして今、天国にいるのかも✨という一言に尽きました。
今迄に聴いてきたどのバッハとも違う初めてのバッハ。
特に個人的に大好きな2番の「シンフォニア」は、あまりの崇高さ、美しさに呆然としていました。

ブラームス
晩年に書かれた有名な4作品の中のひとつで、美しさ、柔らかさ、暗さ、寂しさが相まった曲と言われます。
まさにその全てが極上の音(特に得もいわれぬ弱音が素敵✨)で奏でられていて、呼吸を忘れて聴き入りました。
今作品118の間奏曲を練習しているところなのですが、晩年のブラームスの作品の美しさに、ほんの少しでもいいから近づいていきたい!と思いました。現実はなかなか厳しいのですが😅

そしてショパン
今年はショパン国際ピアノコンクールで若さ溢れるコンテスタントの素晴らしいソナタを何回も聴きましたが、やはり全く違うソナタでした。
円熟という言葉でいいのか分かりませんが、全てがどっしりとした落ち着きを持ってセーブが行き届いた中で表現されていてやはり別格のソナタでした✨

前回のリサイタルに行ったのが2019年3月なので、2年9ヶ月ぶりにやっと聴くことが出来ました。
暫くはこの幸せの余韻に浸りながら、日々の指導、自分自身の練習に励みたいと思います😊
日本公演

2021年10月18日 [音楽]
1年延期になり開催されたショパン国際ピアノコンクール、いよいよ例年より多い12名のファイナリストが発表されました!

予備予選の後、第1次、第2次、第3次と計4回の予選が行われ、その度に応援しているコンテスタントが通った!と喜び、えー嘘でしょ!落選?と一喜一憂もしましたが、何より全てのコンテスタントの予備予選の時からの素晴らしい演奏に、ただただ感動の日々✨

コンクールというよりはまるでコンサートのような演奏がYouTubeで配信され何回でも視聴出来るので、本当に贅沢な時間を堪能しています✨

才能に恵まれた方々とはいえ、あれだけの演奏をする為に、膨大な練習を重ね、全身全霊で演奏する集中力を養われてきたことでしょう。
本当に素晴らしいです‼️
感動しかありません‼️

ファイナルは言葉に表せないほどの楽しみ❣️
この配信を機にクラッシック音楽を好きになって下さった方が沢山いるようで本当に嬉しいです💕

そして、教室の生徒も来週コンクール本選を控えています。
真剣に取り組んでここまで頑張ってきた努力は間違いなく自分の力になっているからね👍
あと1週間!
悔いのないように頑張って、今出来る精一杯の演奏をしましょうね😊バラ

2021年06月22日 [音楽]
6月18日、大宮ソニックシティ大ホールにフジコ・ヘミングのピアノソロコンサートを聴きに行きました。

行きたいと行きたいと思いながらチャンスがなく、生で聴くのは今回が初めてでした。

プログラム最初の曲、シューベルトの4つの即興曲D899の第3番が聴こえてきた途端に涙が頬を伝わりました。
えっ、えっ、と思ったと同時に頭が洗われたような不思議な感覚でした。
胸が締め付けられて涙が出るというのではなく、あまりにも美しい音に呆然として涙が出てきたという感じでした。
よく多くの人が涙なしには聴けないと言われていますが、身を持って体験しました。

確か音響工学の検証で人が心地よいと思う周波数の中にフジコ・ヘミングさんが奏でるピアノの音が入っている、というのをTVで見たことがあります。
科学的にも検証されているとは言え、本当に不思議な経験でした。

美しい音を奏でるピアニストは沢山いますが、あの音は今迄に聴いた事のない音。
そして一つ一つの音を本当に大切に弾かれていて、音に話しかけられているような感覚でした。

プログラムは、その後ショパンのノクターンとエチュード2曲ずつ。モーツァルトのソナタK311。
休憩を挟み、ドビュッシー、ラヴェル、リスト。
リストのラ カンパネラの後、プログラムに記載されていたパカニーニによる大練習曲第3番がご本人の言葉でベートーヴェンのソナタ、テンペストの第3楽章に変更となりました。
この曲が大好きな私は本当に嬉しく聴かせていただきました。

閉演後の観客の退場は、混み合わないようにアナウンスで客席順に行われました。
コロナ禍に素晴らしいコンサートを聴くことが出来、感謝の気持ちでいっぱいです。
フジコヘミングコンサート

2019年12月17日 [音楽]
12月6日、「埼玉会館ランチタイム・コンサート 第41回 きりく・ハンドベルアンサンブル」を聴いて来ました。

会場に入ると、舞台に設置されているハンドベルの数や大きさ、形にびっくり!
今まで教会や音楽発表会等で何回か聴いたことはあるのですがこんなに本格的なのは初めて!
演奏中の説明で、8名で6セット6オクターブ分のハンドベルが使われたということで納得したのですが、あれだけの数が並んでいるのは壮観でした✨

プログラムは
J.S.バッハ:主よ、人の望みよ喜びよ/シューベルト:アヴェ・マリア
ショパン:ノクターン第2番/モーツァルト:トルコ行進曲
チャイコフスキー:くるみ割り人形より金平糖の踊り
ピアソラ:ブエノスアイレスのマリア/アダン:オー・ホーリー・ナイト

曲と曲の間に6オクターブ分のベルの並べ替えが入り、その間1〜2分。
間違えないように並べるのも演奏とはまた別な神経を使い大変だろうと察しました。

「楽譜を見て、誰がどの音を担当すると良いのか、パズルを解くように考える」そうですが、なんと緻密で果てしない作業!
弾いたら取りあえずはその音が出てくれるピアノと思わず比較してしまいました。
小さいもので500g、低音の大きいものになると2〜5kgだそうで、「それを振り回しているのはダンベルを振っている状況と一緒でアスリート系」との事でした。

私が一番ハンドベルの音色にピッタリだと思った曲はシューベルトのアヴェ・マリアでしたが、意外なところでトルコ行進曲がとても素敵でした。
「この楽器の常識を覆す卓越したテクニックと深い音楽性で定評を得ている」とプログラムにもありましたが、ハンドベルのイメージが一変させられた演奏でした。

アンコール曲はスペインのホセ・フェリシアーノのフェリス・ナヴィダ。
フェリス・ナヴィダとはスペイン語でメリークリスマスという意味だそうで、明るく陽気なクリスマス曲がハンドベルで奏でられました。

一足早いクリスマス気分を存分に味わい、心穏やかな気分に浸れたコンサートでした°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
きりくハンドベルアンサンブル

2019年05月06日 [音楽]
10連休初日の4月27日に新日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に行って来ました。
演奏会場は「すみだトリフォニーホール」

曲目はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番とスクリャービンの交響曲第2番。
パスカル・ロフェ指揮。ピアノがアレクセイ・ヴォロディン。

最近はコンサートというとピアノやヴァイオリンのソロ、室内楽を聴きに行くことが多く、オーケストラをコンサートホールで聴いたのは久しぶりでした。

やはりスケールが壮大で、様々な楽器が奏でる音が賑やかで楽しい°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
どうしてもピアノのコンサートの場合はひたすら楽しんで聴くということが出来ないのですが、その点オーケストラは無条件に楽しめます!
自分が弾ける楽器が入っていないという気楽さ(?)なのか、舞台上に沢山の人がいてお祭りみたいと思ってしまうからなのか、凄いなーとか面白いなーとか童心(?)に戻ったかのように楽しめました(*^_^*)

高校生の時に、師事していたピアノの先生から話があって、ユースオーケストラでハープのパートをピアノで演奏する機会があり、練習や合宿にも参加して舞台を経験したことがあります。
指揮と管楽器の間合いにピアノを合わせるのに最初とても苦労したこと。
オーケストラで一曲を仕上げていくのは一人でピアノを弾いているのとは全然違う作業だと感じたこと。
合宿で夕陽が綺麗だったこと。夜のトランプで盛り上がったことなどを懐かしく思い出しました。

好きなピアノ協奏曲も交響曲も沢山あるので、これからフットワーク軽くオーケストラも聴きに行こうと思いました。
これがまたハマると結構ハマりそうで忙しくなるかもしれないけど、楽しい時間を持つことはとっても大切なことなので!(^^)!

新日本フィル演奏会

2019年03月26日 [音楽]
東京オペラシティで開催されたクリスチャン・ツィメルマンのピアノ・リサイタルに行って来ました。

ツィメルマンのコンサートを一番最初に聴いた時のプログラムの中にショパンのスケルツォの2番があり、その際、今までのピアノのコンサートでは体験したことがなかった壮大な宇宙を表現したような演奏にとても感銘を受け、以来ソロのコンサートがある時は欠かさず足を運んでいます。

ベートーヴェンの最後の3曲のソナタを聴いた時には、天国というものがあるならばきっとこういう感じに違いない!と感動して涙が溢れたほどです。

そして今回はショパンの4つのマズルカ、ブラームスのソナタ第2番、ショパンのスケルツォ4曲というプログラム。
アンコール3曲は全てブラームスの4つのバラードからでした。

奏でられるひとつひとつの音があまりにも美しく、永遠にこの時間が続くといいのに、と何度も思いました。

今回の公演のプログラム誌上にご本人が語った言葉が掲載されていました。
「大事なことは、できるかどうかではなく、極めるための意思があるかどうか、なのです。学ぶための十分な時間を取るかどうか、粘り強くいられるかどうか。私はこれまでの人生で諦めたことはありません。たとえ途中で10回転んでも、常に最後までやり遂げてきました」

これだけの強靭な意思を持って演奏される音楽は、やはり万人の心を打つのだなと思いました。

第一線で活躍する芸術家やアスリートの方々に共通する意思の強さと実際に成し遂げる力。そして復興記念等のチャリティーコンサートや行事を行う優しさ。
ほんの少しだけでも見習っていきたいと思います。

同じ時代にコンサートホールで演奏を聴けること、度々来日してリサイタルを開いて下さることに心から感謝の気持ちでいっぱいです。

暫くはこの幸せを胸に置いて、また次回聴けることを楽しみに日々過ごしていきたいと思います。
ツィメルマン

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